◤印刷×SDGs◢ 環境に調和する「バイオマスインキ」のご紹介
紙に印刷するインキにも環境に優しいものが求められています。
今回は、当社で取り扱う「バイオマスインキ」をはじめとしたサスティナブルなインキを紹介していきます。
「バイオマスインキ」とは
バイオマスインキは、化石資源の使用を抑え、環境負荷を減らし環境保護にもつながる取り組みとなる「バイオマスマーク」を取得したインキのことです。
インキ原材料の一部が「バイオマス」で構成されています。
※バイオマス:再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの。ただし、生物が直接生産する貝殻等の無機性資源は含む。
SDGsの目標13(気候変動へ具体的な対策を)や15(陸の豊かさも守ろう)などに貢献できます。
バイオマスインキがカーボンニュートラルを実現
バイオマスインキは、原材料の一部に植物由来成分を使用しています。
「バイオマス」となる植物はその成長過程において光合成でCO2を吸収します。
バイオマスインキを使った印刷物を廃棄する際に燃焼したとしても、全体量としてはCO2の量が増加しないという「カーボンニュートラル」の考えに基づいています。
そのため、従来の石油資源を使用したインキに比べ、CO2の削減に貢献できます。
環境省 脱炭素ポータル「カーボンニュートラルとは」(外部リンク)
バイオマスインキを活用した印刷物の特徴
● 当社使用のインキが国の認める第三者機関である「一般社団法人 有機資源協会」の管理する「バイオマスマーク」を取得していることで、その基準を満たしていることの証明と、印刷物へのマーク表示により環境に貢献していることへのアピールができます。
● 従来インキに比べても、印刷品質を損なうことはありません。
その他 環境配慮型インキのご紹介
「植物油インキ(ベジタブルオイルインキ)」
他にも当社では、印刷インキ工業連合会(事業者団体)の管理する『環境マーク』である「ベジタブルオイル(植物油)インキマーク」を印刷物に表示することができます。
※ベジタブルオイル(植物油)インキマーク:定義される比率以上の植物油もしくは、それら主体の廃食用再生油を原材料に使ったインキであることを認定する環境マーク。インキの種類によって定義比率は異なる。(例…油性枚葉インキ:20%以上、UVインキ:7%以上の使用)
地産地消につながる「ライスインキ」
当社では、米ぬかから取れる米ぬか油で作ったライスインキも取扱っております。
こちらのインキを使用した際は、ライスインキ・コンソーシアム認定のライスインキマークを使用することができます。
日本ならではの「米」を原料としたインキの使用は、原料の輸送マイレージの低減や、原料の地産地消といった循環型の企業活動を間接的に支援します。
今回は、SDGs活動に貢献する環境に配慮されたインキをご紹介させていただきました。
まずはできることから。お手元の印刷物を確認してみてください。
● 既存のパンフレットやチラシなどを バイオマスインキ に変えたい
● バイオマスマークの入った印刷物でSDGsの取り組みをアピールしたい
● 実際に金額はどれくらい変わる?
など、まずはお気軽にご相談ください!
FSC®森林認証紙の紹介記事はこちらから!